久しぶりに最新のマザーボードを購入してPCの組立を始めた。一方、部屋には古いマザーボードが捨てられずに山積み状態。箱を開けて見てみると当時の領収書も入っている。マザーボードを幾らで買ったか記憶になかったが、今、領収書を見ると4万円以上とわかり驚いた。
16年前の95年7月に購入したマザーボードPCI54IT/Sが、¥39,800円+消費税3%が付加され¥40,994円也。
PCI54ITはTMC製の75MHz〜200MHzのPentium対応マザーボード。外部キャッシュメモリーを搭載することで高速化できる設計。当時のPentiumに内部キャッシュは無かった。外部キャッシュメモリーがまた相当高価だった。やはり領収書によるとPCI541T用Pipelined Burst Cache Module 256KBに¥17,300円支払っていた。
CPUはインテルのPentium互換のIDTのWinChip200MHzを搭載している。もうIDTというメーカーのことも記憶にないが1997年にWinChipという内部クロック66MHz、外部クロック200MHzのCPUが存在したことは間違いない。
この石が幾らしたか記録は無い。15年前のPC互換機の作製費用は、今の3倍ぐらい掛かったようだ。しかも演算速度は今より2桁遅かった(100分の1以下)。PCは高性能化とコスト低下が同時進行してきた。コンピューター関連産業でもハード分野の利益は限りなく低下する。米国はCPUのデザインを押さえて利益を確実に出せるが、日本は、周辺デバイスの製造だけを担って利益はまるで出ない構造になっている。
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