書籍の電子化、ScanSnapの設定をどうする
2011-07-04


 雑誌の電子化をいったん中断して、書籍の電子化をはじめました。書籍は文字だけで構成されていますからドキュメントスキャナーScanSnap S1500のドライバー設定も一種類で良いのですが、最適な設定がわかりません。試行錯誤で試しています。
 ScanSnapのドライバーソフト「ScanSnap Manager」の設定をどうするか? 雑誌「アサヒカメラ」の電子化で様々な工夫をしましたが、文章に特化して改めて最適解を求めたいと思います。ScanSnapは画質エクセレントからノーマルまで4種類カラーモードカラー、グレー、白黒の3種類から選べます。
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 画質はエクセレントを選ぶとカラー/グレーが600dpi白黒1200dpiで一番高精細にスキャンします。高精細な方が美しい、明瞭と望ましいのですが、ファイルサイズが大きくなる、読み込みに時間が掛かるとマイナス面もあります。ファイルサイズは、記憶媒体の単位記憶容量当たりの価格がどんどん下がる現在、余り考慮しなくてもいいのですが、スキャニングの所要時間は上から2番目のスーパーファインと最上級のエクセレントの間には大きな差があります。できればスーパーファインに抑えたいところです。
 カラーモードは文章だけの書籍ではカラーを選ぶ人はいないと思いますが、グレーまたは白黒の選択があります。グレーは8ビット256階調で、白黒は1ビット2階調ですから、ファイルサイズには大きな差があります。圧縮が無いとすると8対1の差になります。
 画質エクセレントは白黒の場合1200dpi、スーパーファインの場合600dpiですからファイルサイズが4対1になるはずです。実際のファイルサイズは2対1ですので、縦か横か片側だけ1200dpiでスキャンしているのでしょう。
 ScanSnap Managerの読み取りモードタブを開くと右下にオプションボタンがあります。オプションボタンを開いたら次の窓が開きます。グレーや白黒のモードで読むときには重要な設定画面です。
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 一番上の「白黒読み取りの濃度」ですが、カラーモードグレーに設定するとここは関係しません。白黒モードを選んだときだけ影響します。白か黒か決定するための閾値(しきいち)を決めるバーです。−5から+5まで0をはさんで11段階選べます。
 この画面で「文字をくっきりします」のチェックボックスも重要です。このボックスにチェックを入れるとコントラストが高く白黒が明瞭な画面になります。カラーモードグレーでも

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