PC−6001で初めてプログラミングを勉強しました。自分でPC−6001内蔵のBASIC言語でプログラミングしないと、ほとんど何もできないのが当時のパソコン(マイコン)でした。パソコン使う人=プログラミングする人でした。30年近く前の骨董品のようなPC−6001を今も捨てずに保管しています。しかも完全動作品です。写真で紹介します。
PC−6001本体一式です。
カラーテレビに接続して電源投入した直後の画面です。自作の太くて短い特製同軸ケーブルで接続してノイズを最小に押さえてもこの程度の画質です。
グリーンディスプレー(緑色単色モニター)にコンポジット信号で接続した画面です。単色ですが、色にじみが無く文字が鮮明に読めます。
起動直後の画面から分るように、ユーザーが利用できるメモリー空間が7100バイトです。現代のデジカメで撮影した画像一枚が4Mバイトほどにもなりますから、デジカメ画像一枚の500分の1程度のメモリーしかありません。当時、デジカメなど想像もできませんでしたが・・・。
画面下に並んでいるCOLOR、CLOAD、GOTOとかはキーボードのオレンジ色ファンクション・キーと対応しています。BASIC言語のプログラミングでよく使う言葉をキーに割り当てていたのです。
シフトキーを押すと別の言葉が5つ表示されます。合計10個の言葉を割り当てていますが、LISTなど一瞬でキー入力できます。ファンクション・キーは、ほとんど無意味でした。
それから、画面に「N60-BASIC By Microsoft (c) 1981」と表示されていますが、マイクロソフトは元々、Microcomputer向けのBASIC言語を開発販売する小さな小さな会社でした。Micro+Softという名前が実体をよく表していますね。
マイコンという当時の言葉には、Microcomputerの意味とMy computerの意味が込められていました。「ちっちゃくて可愛い僕個人のコンピューター」というニュアンスです。
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