京都府最南端、南山城村と笠置町の東海自然歩道を歩く
2014-01-29


 京都府の最南端に南山城村と笠置町がある。南山城村は滋賀県、三重県、奈良県と隣接する四県境にも当たる。南山城村から笠置町にかけて木津川沿いに東海自然歩道が指定されていて道標も完備している。川沿いの自然歩道は起伏が少なく楽なハイキングコースにもなっている。最後に体力が残っていれば、急坂の笠置山に登ってもよい。
 JR天王寺駅から関西本線・加茂行き快速電車に乗り、加茂で亀山行き普通に乗り換え大河原駅で下車する。大河原駅の跨線橋から見ると、関西本線、国道163号、木津川が平行している。
禺画像]

 大河原駅を出て川原に降りる。木津川に掛かる沈下橋を渡る。橋の名前は「恋路橋」。橋を渡って川の左岸を下流へ向かって歩く。
禺画像]

恋路橋を渡って南山城村の南大河原集落を通過する。なぜか南天を植えている民家が多い。実が赤く色づいて花の少ない季節に華やかさを振りまいている。
禺画像]

 南山城村と笠置町の境界付近の木津川にはカモ科の水鳥が多く見られる。国道や関西本線が木津川から遠く離れたところを通り、左岸の自然歩道が唯一の道のため水鳥が安心して過ごせるためだと思う。目にした水鳥はコガモ、オシドリ、カワアイサ。自然歩道を歩く人の気配だけでカワアイサ♂が驚いて飛び立った。
禺画像]

 まもなく関西電力相楽発電所が対岸に、木津川を堰き止める相楽取水ダムが目の前に現れる。落差3.3メートルと超低落差の発電用ダムだ。発電所の所在地は笠置町有市。
禺画像]

 関西本線の橋脚の下を潜り、木津川から一旦離れて関西本線の踏切を渡り飛鳥路集落を通り抜けると、京都の自然二百選に選ばれた布目川沿いの道になる。夏は絶好の休憩ポイントだが、冬は日陰で寒いので素通りする。
禺画像]

 再び木津川に戻り、関西電力布目川発電所脇を抜け、関西本線の線路沿いを歩く。対岸には笠置町下有市の集落が見える。左が下流。
禺画像]

 笠置町の中心部、笠置橋の手前で川原に降りて昼食のコンビニおにぎりを食べる。10キロほど歩いたので、すごく美味しく感じる。
禺画像]


続きを読む

[野鳥]
[その他]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット